ごみを投げる日!?岩手っこが解説する南部弁

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筆者は岩手の北部で生まれ育ちました。両親ともにきっすいの岩手っこ。

岩手北部にはやはり方言があり、南部弁といいます。
なぜ東北の岩手の北部を南部というのか疑問に思うと思いますが、昔、南部さんという人が統治して南部藩があったところから、岩手北部から青森の八戸あたりを南部地方というようです。

南部鉄器や南部せんべい、南部美人など、気づくとよく使われています。

話しはそれましたが、いまは関東在住ですが、年を重ね、小さいころダサくて恥ずかしいなあと思っていた方言でしたが、ふとツイッターのタイムラインで見かけたとき、とても貴重なアイデンティティだと思えました。

そこで、生粋の岩手っこがお送りする南部弁講座です。

南部弁

ごみを投げる

南部の人
今日火曜日だからごみ投げの日だ。

筆者の家庭ではこれが標準でした。なんの違和感も感じず使っていました。
前後関係でお分かりと思いますが、ごみ捨てのことをごみを投げるといいます。

けして投げる飛距離を競うイベントがあるわけではありません。

岩手でごみを投げてきてと頼まれたら、ごみ出しをしてあげてください。

け。

南部の人
か、け。

こちらは身内以外には使いませんので、言われることはないでしょう。
一文字の方言というインパクトでピックアップしました。

「け。」とは「食べなさい」という意味です。
けの前には必ず「か、」という助走がはいります。
さあ、食べなさい。という意味になります。

調べたわけではありませんが、け。の語源は喰え。だと思われます。喰えを出来るだけ口を動かさないで腹話術のように言ってみてください。
実際、ネイティヴスピーカーは「くぇ」と心の中で発声しています。

たなぐ

南部の人
そっちたないでけろ。

うちの父からよく言われます。
持つことを「たなぐ」といいます。
わたしは男性としては非力ですが、田舎で暮らしてると力仕事は毎日のようにあり、男の仕事です。

高度な合わせ技として、「たないで、すけでけろ。」と言われることがあります。
この場合、すけるとは手伝うという意味です。
こう言われたら、荷物の片方を持って一緒に移動を手伝ってあげてください。

油をつめる

南部の人
油つめてから行ぐがら。

ずばり給油のことです。
うちの父は100%こちらで言います。

「あぶらつめでけろ」と言われたら、給油してあげてください。

あべ

南部の人
ほら、あべ。

安倍さんを呼んでいるわけではありません。
「一緒に出かけましょう」ということです。
「あんべ」とも言います。
うちの母は100%こちらでいいます。

あんべと言われたら、一緒に出かけてあげましょう。

○○さる。○○さった。

南部の人
間違ってやらさった。

こちらは南部弁というより、東北、北海道と広く使われてるようです。また、われわれの世代も日常で使います。
さる。さった。の活用がすらっとできるようになれば、あなたも明日から東北人です。
やらさる。見らさる。押ささる。
過去形で、やらさった。見らさった。押ささった。

故意ではなく、成り行きでこうなったという意味のときに何でも後ろにつけて使います。

おわりに

冒頭にも書きましたが、方言というものは年を重ねるごとに恥ずかしくなく愛着がわくものだと思います。

しかしながら、もしかしたら私たちの親世代で途切れるのではないかという懸念もあります。
私たち自身は意味はわかるものの、友達同士や県外では使いませんので。

わたしたちのアイデンティティとして、ぜひ後世に残ってほしいものだと思います。

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書いた人
あなさん。
岩手から関東に移り住んで5年。できるだけ読みやすい文章、デザインを心がけています。
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